機能と装飾を融合する楽しさ

ロッタ・アガトンは、インテリアスタイリストで雑誌「Residence」の創刊者の一人でもあります。現在はデザインスタジオ「ロッタ・アガトン・インテリア」を運営しています。彼女はこれまで時とともに素晴らしい経験を積んできただけでなく、多くのモノを収集してきました。「書籍だけでも60箱が埋まるほどです。職場にはかなりの数の小道具が置いてあります。大きなガレージが埋まるくらいの数です」。

しかし彼女が生み出すインテリアはそれとは正反対の雰囲気を醸し出しています。土がこぼれたりおがくずがあったりするミニマリズムではない環境でも、考え抜かれた精度があります。また写真のようにString® Systemを傾ける遊び心もあります。このアイデアは70年以上のシェルフの歴史の中で、誰も思いつかなかったことです。「機能性と装飾美を融合させるのは楽しいことだと思います。ここではシェルフを建築の一部として、またアート作品として考えてみました」。

まさに言う通りの出来栄えです。ただしシェルフは傾けるようには設計されていないので、ロッタのアイデアを真似するのは自己責任でお願いします。とは言うもののロッタの解釈は、彼女自身もString®も自らを何度も変革できることを物語っています。「私や同僚が創るインテリアの基本は構造と秩序です。これによりさまざまな種類の自由度が提供されます。必要に応じてカスタマイズできるString®は理想のシェルフです」。

収納から魅力的なインテリアを生み出す方法を考えている人に、ロッタはとっておきのヒントを教えてくれました。「多くの人は収納をインテリアの一部であることを忘れています。収納するもので素敵なパターンを描いたり、色で遊んでみてください。そうすれば整理整頓に役立つだけでなくインテリアとしての装飾にもなります」。


LOTTAのコンビネーション

1 & 2. 雑誌が好きだから マガジンホルダーマガジンシェルフ

3. 大きなものの収納に便利な メタルシェルフ ハイエッジ

4. 小物収納に適した オーガナイザーフック

5. 生地サンプルをかけておくのにぴったりな レール

6. ナイフホルダー

7. 昇降式ワークデスク